転職活動における作文試験の持つ意味

中途採用は経験重視のため選考も面接を中心として行うのが一般的です。しかし最近は中途採用者にも筆記試験を行うケースが増えています。適性検査や性格検査、一般常識試験などが多いのですが作文を課すケースもあり、困惑する人が少なくありません。

何故今更作文なのか

文章力、一般常識を測る

就職相談をしていてもよく感じることですが、最近は文章力に不安を抱いている人が多いようです。これは、メールやラインの普及により話し言葉での文章ばかり作成していて、きちんとした文章力が身に付いていないこと、そもそも読書の習慣が無いといったことなどが要因だと思われます。しかし仕事となれば文章力は重要となります。

取引先への連絡メールや社内での決裁文書など、ちゃんとした文章で伝える場面はたくさんあります。
またパソコンだと自動的に漢字変換をしてくれるため、小学生レベルの漢字すら書けない人も結構います。こうした社会人としての常識レベルを測る目的からも作文を課すようです。

価値観を探る

例えば身近なテーマや話題になっているニュースを題材にして考えを述べさせることで、価値観や嗜好を探ることもあります。どの立場から物事をとらえるのか、プラス思考かマイナス思考かといった特性を見ます。また「最も辛かったこと」「最も頑張ったこと」といった題材で書かせる場合には、どの程度の事案で辛いとか頑張ったと感じるのかを測り、入社後の姿をイメージするために使ったりします。

作文試験での注意点

起承転結を意識して書く

前述の通り作文試験では特別な知識を求めていません。その代り鉄則的なことは押さえておかなければなりません。例えば文章の構成です。小学校時代に文章は「起承転結で書くこと」と教わったはずですが、正にこれが大切になります。
テーマがコロコロと変わったり筋の通っていない文章では読み手に何が言いたいのか伝わりません。試験である以上読み易い文章にする必要があります。もし自分の文章に自信が無ければ転職エージェント等の第三者に見てもらって意見を聴いてみましょう。

自己PRを入れておく

採用試験での作文であるならば、やはり自分のアピール材料や体験を含んでおくべきです。ただ、あくまでもさり気無く含んでおくようにしましょう。アピールの力を入れ過ぎて本題から逸れてしまってはかえって印象が良くありません。

設定文字数は厳守

「400字以内」とあるのに、いっぱいアピールしようとして400文字以上書いてしまっては「決まりを守らない人」「話をまとめられない人」と判断されてしまいます。反対に文字数が少な過ぎるのも「やる気が無い」「思考力が乏しい」と判断されます。

キレイ汚いよりも丁寧な字を

作文とはいえ、担当者は業務としてその文章を見るわけですからいわばビジネス文書扱いになります。殴り書きのような文字を見せられていい気はしないでしょう。またあまりにクセの強い文字を書いても印象が良くありません。読み易い丁寧な字を心掛けましょう。

対策

文字数を体感しておく

作文の一番の対策は日頃から文章を書くことに慣れておくことなのですが、時間が限られている場合には先ず400文字を書き上げてみることを勧めています。何故なら作文試験の場合「〇分以内」と時間制限があるからです。基本的に30分前後なら400文字、1時間前後なら800文字が目安とされていますので、一度400文字を体感しておけば、600文字なら1.5倍、800文字なら2倍と、どの程度のボリュームが必要かイメージすることが出来ます。

実はこれが重要で、初見のテーマでいきなり書くとなると文章構成を考える時間も必要となり、内容・ボリューム・作成時間を一体で考えられないと上手く書けなくなるのです。転職サイトにはテーマ事例が幾つか挙げられているので、好きなテーマで書いてみて文字数を体感しておきましょう。

幅広い興味関心を持つ

作文のテーマは会社によって様々ですが、中には特定のテーマではなく近々の出来事や時事ネタをテーマに課すケースもあります。特に転職の場合には学生と違って社会人としての考えを求められるようになります。日頃から幅広く世の中の出来事に関心を持ち、自分なりの意見を述べられるように意識しておきましょう。

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