「ハイスペ夫×VERY妻」家庭に育った娘が選ぶ、男性と会社に依存しないキャリアプラン

こんにちは、ぱぷりこです。インターネット界では妖怪男女ウォッチを嗜む妖精業、現実界では外資企業でデータを扱うロジック傭兵業をやっています。転職は1回しています。

外資勤務&肩書きのせいか、私はよく周囲から「仕事大好きなバリキャリ」扱いされますが、自分としては「バリキャリになりたい!」という気持ちで就職先・職業を決めたわけではありません。就職活動で重視したのは「自立した女でいる」ことです。

「自立した女」になる。仕事を選ぶ3つの軸

「自立した女でいる」という目的を達成するために、下記の3つを軸に仕事を選びました。

  • 自立できる十分な給料を得られる
  • 会社の外に出ても評価されるスキルを業務で身につけられる
  • ディスカッションできる風土がある

この軸は、はじめての就職活動時も転職活動の時も変わっていません。この3つはどれも異なるようでいて「自立する=依存を避ける」という共通テーマがあります。

この中でいちばんわかりやすいのは「自立できる十分な給料を得られる」でしょう。年収だけではなく、これから伸びる業界かどうか、その職種の平均給与はどれぐらいか、も加味した上で考えるようにしています。

もちろん、給与が良ければいいわけではありません。給与ベースで考えると「大企業」が視野に入ってきますが、大企業はその大きさゆえに「その企業・グループでしか通用しないスキルを発達させる」場所になりがちです。いまどき、会社なんていつ潰れるかわかりません。なので出て行きたい時すぐ出ていけるよう、「会社の外に出ても評価されるスキルを業務で身につけられる」企業・職種を選びました。

「ディスカッションできる風土」とは「疑問に思うことをきちんと言えて、改善の提案や疑問を出すことが評価される」風土です。この風土がないと「会社の構造・慣習に依存させられる」ことになるため、これも「自立」を守るために必要でした。あとは、精神衛生上の理由もあります。私のような「好きなお酒は定量分析と定性分析です☆効率厨☆データとファクトを出して☆改善案は松竹梅3つご用意しています☆」みたいな、古き良き日本女子像を粉塵爆発させる女は、保守的なところだと即干されるし、私も息ができないんですよね。

以上の軸で選んだ結果、「外資でロジック傭兵、副業でライター」というポジションに落ち着いています。

で、ここから本題です。なぜ私はそんなに「自立した女」にこだわるのか?

理由は、私が「ハイスペ高収入の父・専業主婦VERY妻の母」の家庭に生まれ育ち、絶対にあのようになりたくないと思ったからです。

キラキラ女子が目指す「ハイスペ男との結婚」というリスキーな選択

日本の未婚女性は「自分より年収が高い男性と結婚したい」上昇婚志向です。転職サイト「@type」が2015年に行った調査によれば、72.7%の女性回答者が「自分より低い年収の男性とは結婚できない」と回答。

理由については、調査のコメントと周囲を見ている限り「専業主婦に憧れる」「仕事をやめたい・養ってほしい」「自分の年収では子供を育てられない・良い教育を与えられない」「実家で暮らしている今の生活レベルを落としたくない」「今よりいい生活がしたい」が多いようです。Twitterランドでも、キラキラ女子アカウントが「外銀君とデート☆」「医者彼からプロポーズ☆」「年収600万未満の男性とか生きてる価値あるの?☆」「専業主婦を養えないとかありえない☆」と言っているのをよく見かけます。

[参考]女性の本音が丸わかり…!結婚相手に求める理想年収を大解剖!! – 知らなきゃ損する!年収の裏側 vol.08

「自分より稼ぐハイスペ男と結婚したい」、こう考える女性は多いようですが、この選択はもろ刃の剣です。私の母はまさにこのキラキラ女子が憧れる「学歴高・年収高・身長高」のハイスペ父と結婚して専業主婦の座を勝ち取りました。

高級住宅街の持ち家で、インテリアコーディネイトとフラワーアレンジメント教室、テニスやゴルフの習い事、子供達は有名私立にお受験…とVERY妻的ステータスはフル装備だった母ですが、父は典型的なハイスペモラハラでした。

父は仕事はできるけれど、感情の機微を理解しないAIみたいな人でした。女はバカだとデフォルトで見下す、自分の思いどおりにならないとロジック を振りかざす。世界の中心は父で、我が家の平和は彼の機嫌に左右されますが、その機嫌は「暑い/寒い」程度で揺れるので、彼が帰宅すると緊張が走りました。絶対君主とはこのことか。

もともとお嬢様かつ年の差婚だった母は、父のそんなモラハラ気質を 「頭が良くて尊敬できる」「仕事はできるし尊敬できる」「ちゃんと子供のことはかわいがってくれるし」「なんだかんだいい夫だし」「嫌なところはあるけど 子供もいるし幸せだよね」とキラキラ粉飾していたものの、少しづつたまった小さな疑問が爆発して離婚しました。

誰かに依存しないと生きていけないVERY妻

母がモラハラ父に疑問を感じて離婚を心で決めてから、離婚するまでに大きな壁として立ちはだかったことがあります。

お金がない。稼げない。キャリアがない。

母は裕福な家庭の娘でアルバイトをしたこともなく、働いてすぐに結婚し退職したためキャリアと呼べるものは何もありませんでした。ものの見事に「誰かに依存しないと生きていけない女」ができあがっていたわけです。もちろん時代背景もあります。祖父母は「女の子が仕事なんてするもんじゃない」「母親は家にいるべきだ」という昭和伝説の信者でしたし、ずっとその思想を叩き込まれてきた母に「自立」という概念はありませんでした。

母は20年近く専業主婦でほとんどキャリアを積んでいなかったし、自分で「稼ぐ」必要性を考えたこともありませんでした。自分が何かを決断して行動に移す時に必要なお金は、父や祖父母に「お願いする」以外の術がなかったわけです。

経済力がない最大の問題点は、選択肢が狭まること、自分の決断を実行に移せないこと、そして自分の主導権を他人に渡すことです。「お金をもらわないといけない」というのは立場は、従属関係を作り上げます。母は一念発起して資格取得をし、なんとか仕事を得て離婚するに至りましたが、決めてから実行するに足る状況を整えるまでに3年以上の年月をかけなければなりませんでした。

依存しないと生きていけない人生は選ばない

「誰かに依存して生きるということは、こうも不自由なことなのか」

自分の両親の離婚を通して、上記は私に強烈に刻みつけられました。早く自立したい、ちゃんと自活できる大人になりたい、その気持ちは10代の私の強力なモチベーションになりました。

もちろん専業主婦が悪いわけではありませんが、専業主婦として幸せにやっていくためには、結婚相手の人格・経済力に大きく左右されます。要は「配偶者の人間性」という極めて不確定なものに、自分の幸せの舵取りを任せることになります。私はそれが耐えられないタイプの人間でした。

私は自分の人生は自分で決めたいし、誰かによって左右されたくありません。

他者を使って自己実現しようとするリスク

そのため私は、自分が満足できる生活をするために、まず「自分で稼ぐ」ことを第一に考えます。アラサー未婚女性には、「結婚」と「キャリア」をごっちゃにして「キャリアで足りないものは結婚で埋めよう」と考える人が多いですが、「結婚相手の年収」は最初から考慮に入れません。依存のリスクを高く見積もっているからです。

ですが、「自分以外の何かに依存して自己実現しようとする」人は結構多いです。何も女性に限った傾向ではありません。男女問わず「誰もが知っている大企業に入ってすごいと思われたい!」「いちど大企業に入ってしまえば安泰!」と考えている人はそこそこいます。

「大企業・安定した仕事で安心したい」「ハイスペ男と結婚して安心したい」とは、つまり「私は自分以外の他者に依存したい!自分で考えたくない!」ということ。こういうことを言うタイプは「自分がしたいこと・なりたい姿」を「自分以外の人・もの」を使って実現しようとしているので、使おうとしている対象にどっぷり依存して、自分で意思決定ができない状態にみずから進んでいきます。

依存先がこけると困るので、彼らは「失敗しないでほしい」「ずっと安定していてほしい」「自分をずっと愛していてほしい」という願いを前提にして「キャリアプラン」「人生プラン」をたてようとしますが、「他者への願望・期待」を前提にしたものを計画とは呼びません。それは「計画」というタイトルのポエムです。

計画とは、自分以外の環境・他者がマイナス方向に変化したとしても、柔軟に下方修正・現状維持・リカバリできるものであるべきです。そのため、よく練られている計画は、基本的に「特定の対象への強い依存度を避ける」「広く薄く依存してどれかこけても大丈夫なよう にする」「リカバリプランと撤退ルートが確保されている」ものになります。

「自分の足で立てる」という自負が自信である

以上が、私が「自立した=依存しない女」であることを軸にキャリアプラン・人生プランを立てる理由です。私にとって仕事と人生プランは分けて考えるものではなく、一緒に考えるべきものなので、キャリアプランも人生プランも軸に違いはありません。

今の会社が合わないなら、別の会社へ。国が合わないなら、別の国へ。

このように「自分には選択肢があり、何かあっても生き延びられる」と思えることが「自信」だと私は考えます。「アイムオーケー」という自信をつけたいから仕事をしたいし、お金を稼ぎたいし、スキルを身に着けたい。そんなわけで私は今日もお酒を飲みながら、3年後、5年後の未来を考えて、キャリアプランをこねこねしています。現場からは以上です。

著者プロフィール

papuriko100

ぱぷりこ

ブログ『妖怪男ウォッチ』を書く、アラサー外資OL。恋愛魔窟で出会った妖怪男女をブログで供養している。特技は分析、悪霊退散、方違え、お焚き上げ。ブログ:『妖怪男ウォッチ』/Twitter:@papupapuriko

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