iターン転職とは?元ハローワーク職業相談員が語るiターン転職のメリット・デメリット

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iターン転職とは?

iターン転職という言葉は、そもそもUターンから来たものです。
通常、地方から都会へ出てきた人が、再び出身地に帰ることをUターンと言います。

例えば、出身地の地方から大学進学のために都会へ出てきた学生が都会の大学を出た後、就職は地元の企業に勤める場合などがその典型と言えます。
これに対して、iターンとは出身地とは別の場所に行って住むことを指します。

特に都会の出身者が地方に移住することを指す場合が多いようです。

一般に日本では長らく地方から都市へという人口の流れが出来上がっていました。
それとは逆の動きをしているのがiターンの特徴と言えます。

【iターン転職のメリット①】自然の豊かな場所で暮らすことができる

iターンのメリットはいろいろありますが、都会のごみごみした環境ではなく、自然の豊かな場所で暮らすことができることが一番と言えます。
自然志向のライフスタイルを求めているのが一般的に共通する特長と言えるでしょう。

どんな人がiターンでやってくるかというと、典型的には次のような人たちが上げられます。

iターンする人

  • 子どもを自然の豊かな場所で育てたいと考えている家族
  • 田舎でのんびり暮らしたいというスローライフ志向の人
  • 農業、林業、漁業など第一次産業に興味がある人
  • アウトドア系のライフスタイルに憧れる人
  • 定年後、田舎暮らしをするのが夢だったという人
  • スキー、スノーボード、サーフィン、ダイビング、等々の趣味が高じて、地方に住み着く人

【iターン転職のメリット②】住宅費の安さ

iターンのメリットしては他に住宅費の安さが上げられます。
庭付きの一軒家が格安の値段で借りれたりします。

また、野菜づくりなどの楽しみもあります。
他に釣りや登山、山菜取り、海水浴など、田舎ならではの遊びが満喫できるのも魅力と言えます。

iターン転職としては田舎ならではの農業や林業に就労できるのも、希望者にとっては大きな魅力ですね。

【iターン転職のデメリット①】密な近所づきあいが求められる

では、逆にiターンのデメリットとしてはどんな点が上げられるかというと、これもいくつかあります。

例えば田舎暮らしでは都会では考えられないほど密な近所づきあいが求められます。
これは伝統的にコミュニティとしての機能が強固にあるので、なかなか簡単には変わりません。

都会のように隣に住んでいる人が誰なのかわからないというようなことは田舎では考えられません。

こうした近所づきあいに辟易して都会に戻る人も実は少なくないのです。

【iターン転職のデメリット②】生活が不便

また、場所にもよりますが生活が不便なこともデメリットとして上げられるでしょう。
日常の買い物や病院までが遠いことがあるでしょうし、車がなければ生活できないというところも多いものです。

若いころなら問題ないかもしれませんが、齢を取るとこうした点は大きなマイナスポイントとなってくるでしょう。

田舎においては就職先が少ないこと、それに賃金水準が低いことはある程度覚悟しておく必要があると言えます。
この点は都会のように豊富な就職先や高収入はあまり期待できないのが実情です。

iターン転職の成功の秘訣とは?

こうしたデメリットがあるにしても、全体的に考えればiターン転職が魅力的なのは間違いありません。
iターン転職を成功させるには、その熱意と本気度を就職先の企業に理解してもらうことが重要です。

本気で田舎に住むつもりなのか疑問を持っている採用担当者も少なくありません。それを払しょくすることが採用への近道と言えます。
そのためには現地に何度も足を運ぶなど、目に見える形でのアピールは非常に有効と言えます。

また、iターン就職が決まってからの話ですが、田舎に溶け込むための努力も必要です。
最初からあまり自分勝手なスタイルを貫いてしまうと田舎暮らしに失敗してしまうことが多いようです。
郷に入らば郷に従えという言葉がありますが、iターンを成功させるには、ある程度、地元の習慣を尊重することが必要になってきます。

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