ハローワークで転職してはいけない2つの理由

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公的な機関だからこそ、危ない

とりあえずハローワーク?

そろそろ転職したい、、、とりあえずハローワークに行って、仕事検索でもしてみるか。
転職や就職を考えたとき、一番に浮かんでくるのは「ハローワーク」だと思います。

失業保険(求職者給付)や、雇用保険被保険者証などの手続きの際に結局ハローワークのお世話になるので、ついでに仕事検索をして良いのがあったら決める。公的な機関だから安心。多くの人はこんなふうに思っているでしょう。

もちろん僕もそうと思っていました。ですが、それはむしろ逆で、公的な機関だからこそ、危ないのです。
僕は、ハローワークで二回就職をしましたが、二回とも失敗に終わりました。その後、転職支援サイトに登録し、就職した人材系企業で働いてもうすぐ10年になります。

失敗で得た教訓、人材系企業で「採用する側」になったからこそ見えたもの、を皆さんにお伝えできればと思います。

ハローワークで転職して失敗した過去①

試用期間300時間

初めて僕が就職した仕事は、ハローワークで見つけた「雑貨・玩具の商社の営業職」でした。26歳にして初の就職だったのですが、ハローワークの検索機をたたいて出てきた中で「玩具か、なんか簡単そうだし楽しそうだな」というきわめて単純な理由で応募をしたところ、採用をもらえたので、従業員10名程度のあまり大きな会社ではありませんでしたが、働くことにしました。
   
正社員である、ということが当時の最重要項目だったこともあり、備考欄に「300時間の試用期間の後、正社員登用」という旨の文言が書いてあったのも確認していました。

勤務初日の衝撃

そして勤務初日、入社3年の先輩社員から衝撃の事実を告げられました。
僕が「300時間が試用期間ってことは、だいたい二か月くらいで正社員になれるんですよね」と聞いたところ、返ってきた答えは「300時間?いや、それじゃなれないよ。ウチの規定は、“月間の売上を300万円以上あげられるようになったら”正社員だから。俺もまだ契約社員だよ(笑)」

まじかよ。。。ぜんぜん笑えねえよ。。。と思いながら、帰宅後に再度求人票を確認しましたが、はっきり「300時間」と書いてあります。あまりの衝撃と不信感に、次の日から僕がその会社に出社することはありませんでした。

ハローワークで転職して失敗した過去②

秒で転職成功

一社目の失敗の直後、運の良いことに同時に選考を受けていた「スポーツ用品の商社の営業職」で丁度採用の連絡をもらい、秒で転職を決めました。事前に採用担当者に「試用期間」を口頭で確認し、「3か月」と明確な回答をもらっていたので、今度こそ間違いなく夢の正社員になれる、と意気揚々と初日を迎えました。

仕事は楽なのに残業が多かった理由

しかしながら結果的に、僕はその会社を5か月で退職することになります。理由は一言でいうと「残業マジ多くね状態」だったから。仕事内容としては、比較的簡単な内容ではありました。

にもかかわらず残業が多かった理由は「先輩社員が帰らないと帰れない」という暗黙の了解。僕が「お疲れ様です。」と先にあがろうとすると、あからさまに「俺より先に帰んのかよ感」をだしてくるのです。

かなり小規模な会社で社員が10名程度しかいなかったため、この狭いコミュニティの中で人間関係を崩すわけにはいきません。定時は9時~18時だったのですが、早出も含め時間外労働は、多い時で月100時間を超えていました。

はい、もちろんサービス残業です(笑)。3か月くらい頑張りましたが、いよいよ耐え切れなくなり、営業中に転職活動をして、現在の会社に転職をしました。
 

転職先をハローワークで決めてはいけない2つの理由

二社の共通点

この二社には、ある共通点があります。それは「会社規模が極端に小さい(従業員10人前後以下)」こと。厳密にいうと、ハローワークが危険、というよりも、極端に会社規模小さい会社はリスクが大きいですよ、ということなんです。

無料で求人を出せる

公的機関だからこそ危ない、というところにもリンクしてくるのですが、ハローワークは、無料で求人を出せます。無料で求人をだせるということは、「会社規模が小さい=資金がない会社」でも簡単に求人ができるということです。

必然的に、ハローワークにある求人は、民間の求人サイトなどより、零細企業の比率が高くなります。規模が小さいからブラック企業とは、必ずしも言えませんが、僕の経験上、「会社規模が小さい会社」≒「駆け出しの会社が多い」≒「社内の制度や仕組みが整っていない(分業になってない)」ことが多いので、結果なんでもやらされることで残業が多くなり、さらにそれがサービス残業だったり、最初と聞いていた話と違う、みたいなことになりがちです。

これが、ハローワークが危険な一つ目の理由です。

逃げ場がない人間関係

二つ目の理由は、会社の規模が小さいと、当然従業員も少ないので、小さなコミュニティの中で働いていくことになります。大企業は、ある一定のスパンで異動があることが多いので、仮に今の部署でうまく人間関係が作れなかったとしても、その教訓を活かして次の部署で新たな人間関係を築くことができます。

小規模の会社は、そもそも異動先がなかったりするので、逃げ場がない。。。人間関係が崩れたらオシマイなんです。お局とか馬が合わない上司がいたら最悪ですし、そもそもワンマン経営であることが多いので、社長に嫌われたら、その時点で終了です。

ワンマン経営の会社は、社長がすべてです。評価も給料も、人員配置もすべて社長が決めます。その社長に嫌われたら、その会社での未来は、もはや無いことはお分かりいただけるでしょう。

小さい会社は全部ダメなの?

もちろん、「なんでも自分でやらせてもらえるので経験やスキルがつく」「社長との距離が近いので会社経営の視点が身につく」といったような、規模が小さい会社だからこそのメリットもあります。小規模の会社でも、求人広告費や、紹介会社に紹介料を払って、採用活動をしている会社は、ハローワークの求人と比較して、「人を採用・教育すること」に関して、大切に考えている会社が多いと思います。

僕のようにアルバイトしか職歴がなかったり、学歴や、スキル(資格)がないと、大企業には採用してもらえず、結局中小企業で選ぶしかないこともあると思いますが、上記のようなルートで見つけた会社であれば、きっとよい転職となって、充実したキャリアを積み上げていけると思います。がんばってください!

著者プロフィール

某人材系企業支社長 masanokisetsu

大学を卒業して、人力舎でお笑い芸人(ほぼ見習い)を4年。その後、紆余曲折あり現在の人材系会社に営業として入社し、東京、大阪で業務を経験する。はじめは苦労の連続で「お前なんか採用しなければよかった」と言われながらも、3年目には6か月連続売上1位を達成。その後、東海支社の立ち上げから携わり、5年目で支社長に着任。支社長に着任してから、売上は3年で5倍に。現在も、さらなる会社拡大を目指して奔走する。

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