ここでは、面接で転勤の可能性について聞かれた時の答え方を紹介していきます。
全国に数多く支店を抱えている会社や海外拠点もある会社の場合は転勤の可能性があります。
ただ、中には「できれば同じところにずっと通いたいな」という人もいるでしょう。
そこで、どんな受け答えが理想か紹介していきます。
基本的に「できない」は避けよう
「あなたは転勤できますか?」と聞かれたときに、「できません」と答えると不採用の可能性が高まってしまいます。
業種によってはどうしても転勤の可能性が出てきますので、応募段階から転勤の有無は調べておきましょう。
そしてプライベートな理由もマイナスに取られがちなので避けましょう。
下記のように伝えるのもアウトです。
「彼女に会いづらくなるのでちょっと厳しいです。」
「今住んでいる場所が好きなので転勤は厳しいです。」
もちろん他の応募者との兼ね合いもあるので、それだけで不採用になるわけではありませんが、周りに転勤ができるという人ばかりだったら、会社はそちらの人材を優先的に採用するはずです。
根本的な話ですが、転勤が嫌なら転勤の可能性がある企業への就職は見送った方が良いです。
転勤がある場合は大体求人に表記されていますので、面接でいきなり転勤について聞かれるというような寝耳に水状態は滅多にないはずです。
転勤しにくい理由を伝える
転勤しにくい理由を伝えると、会社側も考慮してくれる可能性が高まります。
例えば下記のような言い方があります。
親の介護と言ってしまうとちょっと重たい印象ですが、体調がちょっと心配という言い方のほうが相手もそこまで重く受け止めずに済み、しかも考慮してくれます。
その際、
「数年前に胃がんで入院して、その後は体調も回復しているのですが、若干食も細り、体力もなくなっているので1ヶ月に1回程度は会って様子を見たいという気持ちもあります。」
このように伝えるとオブラートに包んだ伝え方になるので、悪い印象を与えません。
入社後に断る引き出しを残しておきたいなら
「今は大丈夫だけど、実際入社して数年経った時に転勤と言われるのは嫌だ」という人もいるでしょう。
そういった時のことを考えて予防線を含んだ伝え方もあります。
この伝え方をすると、「今は大丈夫だけど将来的にはわかりません」といった意味合いが含まれます。
例えば将来結婚して家を持ったら、なかなか転勤したくないですよね。
また子供の学校等の兼ね合いで、できればその場所にとどまりたいという人もいます。
それ以外にも両親が病気になってしまい、介護しなければいけないというケースもあるでしょう。
こういった将来的には確約できないという言い方もひとつの方法です。
転勤の可能性を探っておく
求人には「転勤の可能性あり」と書いてあったのに、面接で触れられないこともあります。
その際は最後の質問タイムなどに自分から転勤について聞いておきましょう。
そしてその後、転勤の可能性もあるのでしょうか?」
「御社の営業部署で働く方は、どれぐらいの頻度で転勤が発生しているのでしょうか?」
「御社は全国に多数の支店をお持ちですが、そういった地方への転勤の可能性もあるのでしょうか?
ある程度希望エリアなどは考慮いただけるのでしょうか?」
このように自分が許容できる範囲なのか、面接で聞いておきましょう。
近年は理由もなく地方を行ったり来たりするような配属は少ない傾向にあります。
ただ、接客業の場合はやや転勤が多いです。
例えば販売スタッフとして働いていて、「ある店舗の店長になってもらいたい」というケースがあったり、「あのエリアの店舗の人材が不足しているので、○月からそこに勤めてもらいたい」ということはあります。
急に言われる前にこちらから転勤の可能性を探っておきましょう。
面接段階で双方の考えに違いが生まれないように質問しておくのが望ましいです。
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