ブラック企業からの脱出!現状維持に負けないマインド

22歳のある日、出勤したら会社に警察が待ち構えていた。テレビでは会社が報道されて、本社ビルにマスコミが集結する。あなたはそんな経験をしたことがありますか?

これは僕が現状維持に打ち勝って転職を成功させる話です。

この事件が起きたのはいわゆる就職氷河期時代。

今と違って買い手市場だったので、お前の代わりなんていくらでもいるよ、といわれる程に企業の立場が強かったころです。

そんなお寒い時代にようやく就職できた中堅メーカーがとある違反を犯して、警察に踏み込まれました。当時の僕は22歳、4月に入社してからわずか数か月後にガサ入れです。

その日のうちに社長は逮捕され、社内は大変な事になりました。
当時の混乱・騒乱っぷりは今でも強烈に印象に焼き付いています。

社会人になりたてで、右も左も分からない僕でしたが、さすがに危機感を覚えました。
あんなに自信満々で仕事をしていた先輩社員が別人のようです。

転職決意の理由

入社してから色々と違和感をおぼえる会社ではありましたが、やはり倒産寸前の極限状態になると皆のむき出しの本音が見えてきます。

原因を作ったとされる課長をみんなで責めたて、50歳にもなる大人が泣き出したり、トイレで喧嘩が起きたりと社内がすさまじくギスギスしていました。

銀行が融資を止めたせいで、資金繰りがショート寸前になった時などは、そろって幹部が黙っていたのが不気味でした(僕は後になって教えてもらいました。)

事件の後、みんなで協力してこのピンチを乗り切ろう、というわけで、本社では新入社員に訓示をしたり、毎日飲み会に強制参加、週末の強制参加レクリエーション等で、辞めると言い出しづらい空気を醸成していました。

全く戦力にならない新人一人でも辞めるとなると、後に続く者が出てくるかもしれません。

地方の研究所や工場に配属された新卒社員は比較的縛りが緩かったようですが、本社では特に辞めると言い出しづらい状況でした。

しかし、僕には事件の時に見えた姿から、会社が持ち直したとしても、ここにいたらダメになるという強烈な確信がありました。

転職を急がない

転職を検討している人に声を大にしてお伝えしたいのですが、とにかく焦らないことです。

転職を決意する瞬間は、今すぐにここから出ていきたい!という強烈な感情を伴いますが、実際の活動はクールに行うべきです。

追い詰められて飛び出すよりも、雌伏してチャンスを伺いましょう。

実際、僕の場合も転職を決意したからといって、日々の生活を変えませんでした。

とりあえず複数の転職サービスに登録して、少しずつ募集をチェックしてはいましたが、今すぐに会社を辞めるつもりはありませんでした。

転職したいと思っても、当時は社会人スキルが足りな過ぎだったので、会社の今後がどうなるか分からないけど、まずは給料をもらいながら一人前のビジネスパーソンになって、中期的に条件の良い会社に転職しようと考えたのです。

この時、転職理由を聞かれた時に役に立つかもしれないと思って事件の新聞記事をスクラップしたり、取り上げられたニュース番組を控えておきました。

現状維持に負けて決意を鈍らせない

しかし、人間は慣れるもので、あれだけの騒ぎにも関わらず、ひと月もしないうちに日常業務が復帰しました。

依然として倒産危機はあるし、しばらくは昇給や賞与は期待出来ないけれど、しばらくは大丈夫というわけです。

この時、転職しなくてもいいかもしれないという気持ちが芽生えてきました。

きつい就職活動を経てようやく就職出来たのに、また活動をするのかと思うと決意が萎えてきます。

転職活動は日々の会社員生活と合わせると、精神的にも肉体的にも負担がかかるので面倒臭さに負けそうになります。

しかし、ここで現状維持に流れると長期的には大きなマイナスになると思います。

誰でも転職を決意するに至るには、それなりの理由があっての事です。

たいていの人はそういった決意をしても実際に行動に移しませんし、行動しても決意した時の気持ちを忘れてしまい現状維持を続けてしまいます。

これは惰性です。

冷静に考えた結果、転職をすると決めたのならその時の気持ちや判断を日々の生活で惑わされてはいけないと思います。

僕の場合は転職サイトに登録をして、毎日届くメールをチェックしたり、事件当時の新聞などを見て気持ちが衰えないようにしました。

決意を実行に移す

こうして事件から大分月日が過ぎてから、僕は次の会社から内定を取ることが出来ました。

みんなが落ち着いて何事もなかったように仕事をしている時に、誰にも言わずこっそり活動して内定を取り、退職願を提出したのです。

誰も僕が辞めるとは思っていなかったようで、強烈な引き留めがありましたが転職先の条件が良かったので転職を決行しました。

その結果、週休1日が週休2日になり、月給が4万円増えました。

こうお伝えすると、相当に条件アップしたと思われるかもしれませんが、倒産危機の会社と比べての条件ですから、これでようやく人並みになったというところです。

給料が安い、昇給額が少ない、休みが少ないといった不満はあっても、現状維持の力は非常に強いです。

かなりひどい経験から決意しても、時間が経つと鈍ります。

ジリ貧でも全く違う環境よりはマシ、と考えがちですが、その面倒臭さ、現状維持本能に打ち勝って決意を貫いてほしいと思います。

社長が逮捕される程のブラック企業から転職した僕としては、決意をした時点の判断は間違っていないと思います。

後になってやっぱり・・・と気持ちが萎えてくることが一番恐ろしいですね。

著者プロフィール

ロック

30代後半/ブラック企業から産業用ガス商社に転職成功。不平不満をうっすら持ったまま仕事をしても全力は出ません。満足いく場所、満足できる仕事でこそ100%コミット出来ると思います。

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