デザイナーとして、自分の働き方もデザインしたかった

こんにちは、デザイナーの灰色ハイジ(@haiji505)です。
私の経歴を簡単に話すと、制作会社でウェブデザイナーを3年、大手広告代理店でプランナーを3年半、そして今年の頭に女性向けの転職サービスLiBzCAREERなどをやっているLiBにデザイナーとして転職しました。

制作会社から広告代理店へは出向という形だったので、転職歴は1回ですね。

会社員でもあり、フリーランスでもある働き方

6年半勤めた会社を辞めたとき、次の仕事は決まっていませんでした。忙しく働く中で、ふと自分は何のために働いているんだっけ?と思う瞬間がありました。胃を壊して入院したりもしたので、一度立ち止まってみる良い機会だなと思ったんです。
転職が目的になってしまいそうで、転職エージェントに登録することもありませんでした。
いろんな人に元々フリーランスだと思われていたので、このままフリーランスになることも考えたのですが、デザイナーとしてどうしていきたいか?ということを考えたときに、個人の実績づくりも大事だけれど「チームでものづくりをする経験をもっとしたい」という思いがありました。

そんなときに出会ったのがLiBでした。LiBのやっているサービスLiBzCAREERの「転職ではなく、今後の働き方を考えるきっかけに」という広告のキャッチコピーに惹かれて登録したところ、このサービス自体がデザイナーを募集しているのを見かけました。

lib01

▲入社してから手がけたビジュアル

そこからLiBについて調べていくと、メンバーシップオプションという複業も可能な制度があることを知りました。会社員としてチームでものづくりをしながら、個人での仕事をすることもできるーこれは理想的だと思い応募しました。

今は週3日LiBの仕事をしながら、残りの曜日はフリーランスの仕事をしています。

会社を選ぶときの軸

LiB以外にも検討しましたが、探していたときの軸はこんな感じです。

  • 自分が使っているプロダクトであること
  • 10人以上、60人以下の規模
  • リモートワークも働き方の選択肢としてあること

広告代理店ではさまざまな業種の案件に関わっていたのですが、その中でもやっぱり楽しかったのは自分が好きな商品の仕事だったので、次も自分がユーザーであるものに関わりたいと思っていました。

規模については、前職が大企業だったため小さな組織で働いてみたい一方で、10人以下は相性が合わなかったときに大変そうだったので避けました。また、プロダクトの規模としても、すでに有名なところよりは、これから大きくしたり、新たに立ち上げる機会に関われる方がデザイナーとしてやりがいがあると思って選びました。

リモートワークについては、両親がネットショップをやっていて、たまに旅行をしながら旅行先でも仕事をしている姿を見ていたことと、実際に父親から「お前はせっかくどこでも働ける職業なんだから」と言われていたことも大きいですね。
当初リモートワークについてはマストではないけれど、選択肢として可能であればいいな、くらいの気持ちでいました。そうしたところ今年結婚した際に夫がサンフランシスコの企業に転職が決まったため、社長に相談し、この秋から私も主な拠点をアメリカに移し、日本の仕事をリモートでしています。会社の制度としては存在していないものの、リモートワークの前例が会社にすでにあることは非常に勇気付けられました。
個人の事情に合わせて働き方を一緒になって考えてくれるのは小さな会社ならではかもしれません。

ポートフォリオも大事だけれど、それ以上にー

クリエイティブの採用だったら実績、つまり作品集である「ポートフォリオ」が大事ということは、きっと採用に関わっていなくてもすぐ分かることだと思います。ふるいにかけるという意味ではデザイナーにとって学歴以上に力をもつのがポートフォリオです。
ただ、企業がなぜ外注に出さずにデザイナーを自社で採用するのか?ということを考えたときに、ポートフォリオだけでは判断できないのではないか、と最近は思います。

企業にとってデザインとはなぜ必要なのでしょうか。ただ美しいものを作りたいだけの経営者はいません。デザインとは企業の哲学を、人が体験したり触るものに落とし込む仕事だと私は思います。
制作会社ではなく事業会社のデザイナーの場合、常にそのものごとと対峙しなければならないので、どんなに待遇や環境がよくても、当たり前のことながらその企業の考えに共感が持てなければお互いに辛いのではないかと思います。

私もLiBに決めた際に、制度などが魅力的だったのはもちろんですが、入院したときに周りの女性の友人たちが「私も28、29のときに仕事で体を壊してね」というのを10人中10人が同じことを口を揃えて言っていたのが印象的で、間接的にでも同じように働く女性を応援できる場所を選びました。

企業は船の航海に例えられることも多いですが、例えどんなスキルを持っていようとも、向かう方向が一緒でなければ同じ船には乗れないですよね。

入社の時期は、可能ならば少し時間を空けると良い

私は内定が決まる少し前に、今の社長と交渉をしているとき「年内働きたくないので、入社は年明けからでも良いですか?」と相談しました。夏頃の話です。実はそれが快諾されたことも、入社を決めたひとつ大きな理由だったりします。
そこから4ヶ月ほどフリーな時間ができたので日本の離島や海外などに旅行をしました。

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▲鹿児島県の加計呂麻島にて。海岸に落ちていた珊瑚で文字をつくった。

自分探しのような話ですが、どんな風に生きたいかということを見つめなおせた期間だったような気がします。
転職すると再び休みというのは取りづらくなるので、温度感的に内定が出そうなタイミングで入社時期を交渉してみるのもアリだと私は思っています。さすがに4ヶ月はなかなか難しいかもしれませんが、1、2ヶ月くらいは交渉可能なことが多いのではないでしょうか。
早く次の転職先に行って刺激をもらうのも良いですが、次のための充電期間があって良かったと思っています。

働き方をデザインする

日々いろんな人々の体験を良くしようとする中で、私はデザイナーならば自分の働き方もデザインする余地があっても良いのではないか?と思っています。デザイナーは深夜労働という印象が強い職業かもしれませんが、そのような環境だけではないですし、選択肢としてはフリーランスとして自分で働き方をコントロールできるようにすることも可能です。
私もまだこれがベスト!という働き方にはなっていませんが、少なくともいろいろ試せる環境づくりは整ってきたので模索したいと思います。

著者プロフィール

haiji100

灰色ハイジ

デジタル施策の企画を中心に、デザインなどを手がける。主な仕事にPokémon GOのTrailer、AmazarashiのMV内のUIデザインなど。2016年からは女性向けの転職サービスのLiBに入社し、フリーランスとの二足のわらじ。
http://haiji.co/

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